これまでありそうでなかった、芸歴はもちろん、個性も人間性も豊かな専科同士の顔合わせ、第11回は、MCに92期の凛城きら、ゲストに76期の高翔みず希が登場。宝塚大劇場2階にある「宝塚ホテル 和食くすのき」で聞きごたえたっぷりのトークを繰り広げます。1990年に入団、花組『ベルサイユのばら』の初舞台ではラインダンスに加えて、市民の男として芝居にも参加、組まわりを経て月組に配属された高翔。月組時代で特に印象に残る出演作に、天海祐希との芝居で学んだ『高照す日の皇子』を挙げます。その後1998年に発足した宙組へ、2000年にはさらに花組に組替えします。花組では副組長から組長を務め、そんな花組時代では『メランコリック・ジゴロ』が印象的だったと語ります。ここで閑話休題の「一問一答」は、まずON編。穏やかながらきっぱりと答え進める各回答は、どれも興味深いものです。続いて、今回の特別なミニコーナー“特に忘れがたいダンス”では、思い浮かべて納得できる珠玉のシーンを４つ挙げ、ダンスに対する高翔の謙虚で冷静な取り組みぶりが語られます。専科生となって出演した花組公演で特に印象深い作品としては、『二人だけの戦場』を挙げます。親友役で初めて深い芝居をした凛城と、当時を懐かしく楽しく語ります。ここで、さっぱりと明瞭に答え進める「一問一答」OFF編を挟み、花組『二人だけの戦場』出演メンバーに聞いたアンケートコーナーへ。印象深かった役ベスト3、稽古中の貴重すぎるエピソード、愛猫のことや深い花組愛ゆえのエピソードなども披露します。2023年の初共演以来、フランクさのある間柄となった“さおりさんとれいかちゃん”によるトークは、真面目さと抜け感が絶妙な楽しいお時間となりました。そんなふたりのツーカーでナチュラル、とっておきのひとときをじっくりとお楽しみください♪

主な出演者高翔みず希、凛城きら