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歌劇
「歌劇」創刊100th 手のひらにタカラヅカ

歌劇コーナー紹介

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2018年9月5日

9月の歌劇コーナー紹介 [高声低声]

2018年8月に創刊100周年を迎えた「歌劇」。100年の歴史のなかで、唯一創刊当初から現在号まで続くコーナーが“高声低声”です。読者の皆さまから寄せられた公演の感想、宝塚歌劇や生徒に対するご意見、評論等の投書を掲載しています。
創刊当初は2ページだった“高声低声”は徐々にページ数を増やし、大正10年頃には25~30ページと、本誌全体の3分の1近くを占めるほどのコーナーに拡大。宝塚歌劇の創設者であり、この“高声低声”の名付け親でもある小林一三も多数の論評を寄せており、本名だけではなく、大菊福左衛門、池田畑雄のペンネームを用いて劇評を書き綴っていました。
大正13年から昭和7年の編集を手がけた丸尾長顕編集長は、小林一三の「批評は誉めてばかりではいかん。時には辛辣な事も言わなければ誉め言葉が生きてこない」という教えに従って、賛辞の羅列にとどまっていた高声低声欄を論争の場へと発展させていきました。反論もあれば、その擁護論も出て、熱気を含んだ誌上論議、公演評が展開されました。昭和7年頃、このコーナーに寄せられた投書は700本にもおよび、掲載のための選別に苦労したともいわれています。


創刊100周年を迎えた現在も変わらず、皆さまの想いの詰まった投稿、評論を掲載し続けています。投稿の一つひとつが生徒への応援にも刺激にもなり、読者の皆さま同士の想いを共有・発見する場となっています!
読者の皆さまからの熱く忌憚なきご投稿をお待ちするとともに、この“高声低声”も読み逃しなく!

「歌劇」では、読者の皆様からの投稿を募集しております!
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歌劇

「歌劇」8月号

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「歌劇」9月号

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