第14回「蘭寿とむ・美郷真也・美羽あさひ・七帆ひかる」
「VO5 presents スカイ・ステージ・トークSpecial」、第14回は宙組の蘭寿とむ、美郷真也、美羽あさひ、七帆ひかるが出席し、07年3月20日、宝塚ホテルで収録されました。
毎回さまざまな趣向で楽しませてくれる「VO5 presents スカイ・ステージ・トークSpecial」ですが、今回は組長の美郷が占い師「池袋のマリー」として登場。「マリーの館」に、4月7日に初日を迎えるバウホール公演『NEVER SLEEP』出演の、主演の蘭寿、そして美羽、七帆を招き、占いをしたり、これまでの舞台やオフについて語るなど、楽しいおしゃべりを展開しています。ぜひ放送でお楽しみいただきたいのですが、そこからちょっとだけ紹介してみましょう。
日時・会場
出演者蘭寿とむ・美郷真也・美羽あさひ・七帆ひかる |
占い師「池袋のマリー」が「マリーの館」にまず呼び入れたのは、美羽と七帆の2人。それぞれの誕生日と星座、血液型、そして初舞台の年度を聞いて、占います。
美羽は「7月5日生まれ、蟹座、A型、1999年雪組の『ノバ・ボサ・ノバ』」。七帆は「11月18日生まれ、蠍座、B型、1999年雪組『ノバ・ボサ・ノバ』」。2人は同期です。この初舞台には、当時雪組だった美郷も出ていたそうです。
占いの結果は放送でご覧いただくとして、美羽に関して印象的だったのが「知性があなたの最大の持ち味」ですという言葉。A型、蟹座の美羽は「論理的で、思考能力があり…頭で考えて行動するタイプ」とか。「運勢を上げるために」美羽が贈られたVO5製品は、スペシャルケアシャンプーでした。
対照的だったのが七帆への言葉です。蟹座、B型の七帆は「活発で野性的」。「人の先頭に立つのが好きで、自分のアイデアを建設的につかう」とか。「野性的」という言葉に笑いが起きたのはなぜでしょうか。贈られたVO5製品は、ヘアスプレイのグリーン、スーパーキープで、これはふだんから使っている品で、リーゼントを作るときは「何十秒もかけます」。美郷も愛用していて「VO5がないと男役のリーゼントは作れないね」。
続いてのコーナーは2人のこれまでの活躍をまとめたVTRを見ながらのトーク。初舞台『ノバ・ボサ・ノバ』のロケット場面から、美羽が主演した新人公演『望郷は海を越えて』と『ベルサイユのばら2001』(宙組)、七帆が主演した新人公演『ファントム』と『ホテル ステラマリス』、そして2人でがっちり組んだ、最後の新人公演『炎にくちづけを』。さらに美羽のバウホール公演『Le Petit Jardin』、七帆が主演したバウ公演『UNDERSTUDY』の映像を見ながら、思い出を語ります。高所恐怖症の七帆、『炎にくちづけを』のときは泣きの涙だったとか。美羽にとってもやはりいちばんの思い出は、長でもあった『炎にくちづけを』だったそうです。ここで2人はいったん退場。
いよいよ蘭寿の登場です。同じようにまずは「池袋のマリー」の占いから。「8月12日生まれ、獅子座、O型、初舞台が1996年月組『CAN-CAN』」の蘭寿は、「自己主張が強く、野心的。優れた想像力と直感力を備え、陽気で活気にあふれている」とか。それを聞いて蘭寿「けっこう突き進むタイプですね」。下級生のころのモットーは「熱く」だったので「そう見えるのならうれしい」。しかし「のんびり、おっとり、ゆったりが大好きです」とも。蘭寿へのラッキーアイテムは、VO5ヘアスプレイのメンズ スーパーハードです。リーゼントにも全部これを使っているとか。グリーンのスーパーキープを使っている美郷が「どう違うの?」と聞くと「割合やり直しがききます」…なるほど。
そして公演VTRを見ながらのおしゃべり。花組時代の作品に「懐かしい!」を連発。バウ公演『マノン』、新人公演初主演の『ミケランジェロ』、バウ『月の燈影』、大劇場公演『天使の季節』、花組最後となった大劇場公演『落陽のパレルモ』とバウ主演作『スカウト』…『マノン』では蜂の巣状態だったし、『月の燈影』でも『落陽のパレルモ』でも死んで、「私はホントに死ぬ役が多いんです」と笑います。宙組に来て約1年、「のびのびさせていただいてます」とほがらかな表情を見せます。これからやってみたいのは「大恋愛ものとかやってみたいですね」。
4人が揃って、この前の『維新回天・竜馬伝!』と『ザ・クラシック』の東京公演・千秋楽の映像を見ながらのトーク。お蝶を演じた美羽、陸奥宗光の七帆たちは千秋楽恒例のアドリブを楽しめましたが、徳川慶喜の蘭寿は真面目でシリアスな役柄なので「ふざけられなかった」とか。
そして素顔の映像というか、それぞれが出演したスカイ・ステージのオリジナル番組、トークや旅番組に出演したときの映像をまとめて。蘭寿の「名作の旅」、七帆の「美の旅人たち」、美羽が実家からやってきた愛犬と出た「I love PET」など楽しい映像が続きますが、傑作は美郷と寿が出演した「JURIのおじゃまんぼうセンサー!!」。割烹着を着て家政婦協会の「池袋のマリー」と、「六本木のじゅん」になり、樹里咲穂と爆笑トーク。「池袋のマリー」はここから始まったのです…。蘭寿「スカイ・ステージは本当に面白いですね。ふだん絶対に見られないような番組があるじゃないですか。ウチでも入っているんです」、美郷「昔の舞台を見ると、ファン時代に戻っちゃうね」。東京の寮に入っているので、美羽いわく「疲れていてもついつい見ちゃうんです」。翌日の楽屋では「昨日見たよねって盛り上がるんです」と七帆。
蘭寿、美羽、七帆が『NEVER SLEEP』への抱負を語ったあと、視聴者からのQ&Aのコーナーに。蘭寿へ「ダンスショーが観たい」、美羽と七帆に「同期ならではのエピソード」、美郷へ「最近娘役になることが多いですが、気分は?」などの質問が続きますが、答は放送をお楽しみに。楽しいですよ。
最後に4人全員で歌のプレゼント「ありがとう」。抽選会のあと、七帆、美羽、美郷、蘭寿の順に、感想、抱負など語って、4人は会場をあとにしました。