第8回「星組:凰稀かなめ・紅ゆずる・天寿光希/英真なおき 司会:樹里咲穂」
樹里咲穂司会の「JURIのやっぱりGOGO5!?」、第8回のゲストは、星組の凰稀かなめ、紅ゆずる、天寿光希。そしてスペシャルゲストとして星組組長の英真なおきが登場。博多座公演『ロミオとジュリエット』の千秋楽翌日の8月25日に、西鉄ホールで公開収録されました。明るい素顔をみせた凰稀、元気いっぱいの紅、しっかり者の天寿、率直で気取りない英真組長が、楽しいトークを繰り広げました。そこから少しだけ紹介しましょう。「笑いの神さまが降りてきた」爆笑トークです。
日時・会場
出演者凰稀かなめ・紅ゆずる・天寿光希/英真なおき |
ノックの音に応え、出演者控え室から出てきた樹里。「GOGO5!?イン・フクオカ。がんばります!」と小走りで会場に。アップヘアに爽やかなワンピース姿。拍手の中、舞台に登場し、「昨日星組の『ロミオとジュリエット』を観たあとに、屋台でいろいろ食べたんですけど…」と挨拶しているところに、凰稀が登場。客席を通って舞台に上がり、「お久しぶりです」「ようこそ」とまずは挨拶。
凰稀のTシャツには……「ちかっぱ! すいとーばい」の文字が。「これなに? 小さいカッパ?」とふる樹里に、会場から「すごく」という声が。博多弁で「すごく、好きよ」という意味で、ご当地Tシャツなんですね。「博多のみなさま、こんにちは」とちぎれんばかりに手を振る凰稀。舞台のクールなイメージと違う、明るい笑顔が素敵です。
席に座り、いよいよトークです。まずは公演の話から。『ロミオとジュリエット』といえば、家同士が反目しあう若い2人、ロミオとジュリエットの悲恋物語。シェイクスピア原作の有名な作品ですが、今回のミュージカル『ロミオとジュリエット』はフランス生まれで、これを小池修一郎が宝作品として潤色・演出し、日本で初上演されました。
そのフランス版を「フランスで観てきたんです」という凰稀に「知ってるよ。なぜならスカイ・ステージに入っているから」とすまし顔の樹里。柚希礼音、夢咲ねね、凰稀が公演を観てパリを散策する様子が"星組公演『ロミオとジュリエット』特別番組「愛と星と輝きを訪ねてin Paris」"として番組になっているんです。
フランス版の感想や番組のおもしろエピソードのあと、いよいよ今回の舞台について。凰稀が演じたのはジュリエットの従兄ティボルト。シェイクスピアの原作では敵役ですが、この作品ではジュリエットに恋し、ロミオに嫉妬する存在として、ニュアンス深く描かれています。全体的にロックテイストの今回の舞台、ティボルトも「ヴィジュアル系バンドのヴォーカルみたいやったで。ティボールト、ティボールトって」(樹里)、「どんだけ自分を名乗るんだって(笑)。6回も言ってますからね」(凰稀)と話が弾みます。
ここで樹里が凰稀におみやげ。キャトルレーヴで手に入れた『ロミオとジュリエット』カップ(上から見ると口がハート形!)やストラップ、それからスカイ・ステージTシャツに樹里が「豚骨」の文字を入れてプレゼントしました。
凰稀は耳がよくて、姉が習っていたピアノを側で聞いていたらその曲が弾けるようになった、そんな話をしていると、ピンポン! 「久しぶり。よろしく」の紅と、「初めまして」の天寿が、元気に登場です。2人ともご当地Tシャツ着用で、紅は「よかろうもん」、天寿は「しっとーや」。それぞれの意味については番組でチェックしてくださいね。
紅の役はマーキューシオ、天寿の役はパリス、そんなおしゃべりをしたあとは「視聴者からの質問に答えるトランプ」のコーナーへ。凰稀への「星組に組替えになってから驚いた星組の特徴、習性」、紅への「博多を満喫しましたか」、天寿への「男役でジュリエットをやると誰が似合うか」と質問は続きましたが、紅がとにかく面白い。樹里も「みてるだけでおかしいな」とうれしそう。そんな紅の天然ぶり、これもぜひ実際に番組で見てくださいね。
そこへスペシャルゲスト、英真組長の登場です。英真もご当地Tシャツで「せからしか」。ここで3人に渡された樹里からのTシャツの文字は、紅には「豚足」、天寿には「もつ」、英真には「角煮」でした…。英真へは「組長として心がけていることは?」。この答えが深かったですね。「カッコつけない、嘘つかない」。気取らず、やさしく、でもキチンと組を率いている人のシンプルな言葉。さすがでした。ダンスに対する英真の「振りは変えない、振りと振りの隙間をどう埋めるか」という言葉も深かったです。
英真が帰ったあとは、3人で「何が当たるか!! やっぱりルーレット!!」のコーナー。ここで笑いの神さまが降りてきて、起きたのです! 笑いの奇跡が。今回罰ゲームは誰が当たっても紅がやることになっていて、なんといきなり凰稀が罰ゲームを当ててしまった! いつもなら罰ゲームは後回しにする樹里ですが「さゆみ(紅)やから、いまやって」。そして紅は見事に期待に応え、ご褒美のサンスタートニックシャンプーをもらって。そして…またまた笑いの神さまが降りてきた! これは番組を見ていただくしかない! 天寿の秋田弁による「即興自己PR」もなかなかでした。大活躍した紅は、「ソフトに仕上がり、だけれどもちゃんと固まる。そういう茶色が私は好きだ!」と、茶色のVO5forMENヘアスプレイ スーパーハードをもらって大喜び。
歌のコーナー、抽選会(今回のJURI賞は?)と続き、最後の挨拶に。天寿は「3年前、私は、安蘭さんのときに、客席にいたんですよ。いまここにいる自分がちょっと信じられないんですけど、とても楽しかったです」。そして紅。樹里に「おもしろかったやろ」と聞かれ「はい、とても」。「毎回毎回とても楽しくて、また必ずや3回目を」。「ここ(凰稀の場所)を通り越してここ(樹里の横)においで」と言われ、「そんな」と言いながらもまんざらでなさそうな表情でした。凰稀は「ホントに楽しくて、胃が筋肉痛になってます。この前出させていただいたときはこっち(紅や天寿のところ)チームだったんですけど、自分がまさかメインに来るとは思わず、いつか2人もここに来るであろうと、楽しみにしてます」。
3人を送り出したあと、樹里が「ホントにすごい夏の思い出ができたんじゃないですか。凰稀かなめさん、やっぱりメインともなると、しっかりしたなぁ。私は下級生のときから見てるので、今回はうれしかったです」と締めて番組は終わりました。
明るくシャイな部分も感じられた凰稀、とにかく楽しい紅、しっかり者の天寿、元気な星組の空気はこの人そのもの英真組長。おもしろさ爆発の楽しいトークでした。