第9回「宙組:北翔海莉・凪七瑠海・七海ひろき/寿つかさ 司会:樹里咲穂」
樹里咲穂司会の「JURIのやっぱりGOGO5!?」、第9回のゲストは、宙組の北翔海莉、凪七瑠海、七海ひろき、そしてスペシャルゲスト・宙組組長の寿つかさ。『誰がために鐘は鳴る』東京公演中の1月7日に、東京・新橋のヤクルトホールで収録されました。ユニークな北翔、同期同士仲の良い凪七と七海、おおらかな寿組長が、楽しいトークを繰り広げました。そこから少しだけ紹介しましょう。
日時・会場
出演者北翔海莉・凪七瑠海・七海ひろき/寿つかさ |
控え室から出てきた樹里、「新年第1回目のGOGO5!?。行ってきます!」。今回は正月らしく着物姿で、黒地が粋です。舞台に上がり「お正月、みなさんいかがお過ごしでしたか。1月ということで今日は着物で…」とポーズをとっていると、北翔が登場。こちらは白スーツでびしっと決め、「宙組の北翔海莉でございます」とていねいに自己紹介。一礼して背筋を伸ばします。そんな北翔に樹里「なんか腰座ってるね」。でも北翔、堅い表情で「私、今日すごく緊張していて。私のすべての引き出しを上から下まで開けられるんじゃないかって…」。樹里すかさず「開けるよ!!」。北翔、思わず後ろに下がり、ほんとうに緊張している様子です。着物姿と白スーツの2人。「並んだらまるで『極妻』みたいだよね」、「じゃあ」と、親分とその妻の気分で腕を組み、エプロンステージを歩いて、キザにポーズを決めます。
席に座り、まずは『誰がために鐘は鳴る』の話から。ヘミングウェイ原作のこの作品は、かつて鳳蘭と遥くららで上演された名作。北翔が演じているアンドレスは2幕で大活躍。アンドレスの場面で樹里がハラハラしたところは…これは放送で確認してくださいね。北翔は、『カサブランカ』といい『TRAFALGAR』といい、最近ずっと「ヒゲのおじさん」の役でした。だから今回のアンドレスは「やっと」来た若い役。ゲリラのなかでもいちばん若い設定だそうです。
そして突然漬け物の話に。実は北翔、有名な料理好きで、漬け物も自分で漬けるそう。いま凝っているのはピクルス。容器もちゃんと熱湯消毒して…そんな話をなんともうれしそうな表情で語ります。料理以外に北翔が最近はまっているのは、フェンシング。次の作品、バウ主演作『記者と皇帝』にむけて習っているところだとか。そんなところにピンポン。凪七瑠海と七海ひろきが登場しました。2人と樹里との出会いなど、おしゃべりがさらに弾みます。
ここで北翔と凪七が参加するCDの話題に。各組男役2人ずつで男性歌手の歌をカバーする3月16日発売の「14COVERS TAKARAZUKA OTOKOUTA」。北翔のソロは安全地帯の「悲しみにさよなら」で、数フレーズ歌ってくれました。制作中のCDをこっそり聴いた樹里、「カッコいいよ!」と大絶賛。これは、CDを聞くしかないですね!そしてゲーム「やっぱり!! 仲良し!! こよし!!」のコーナーに。お題に対して3人の答えがどれだけ一致するか!?を問うゲームなのですが、「お正月の食べ物といえば?」「宝といえば?」…樹里の出したお題に対し、果たして3人の答えは…?
そこに組長の寿つかさが登場。実は、寿は樹里の同期。寿がお正月、東京宝劇場10周年記念の口上をしているのをスカイ・ステージでみたという樹里、「まさか自分の同期がね、緞帳の前でね…。あんなんさせられたら、私、ハワハワする」。「でもいま司会を最高におもしろく、流暢にやってるのに」、「いや私、口上もね、フリートークやったらできる(笑)」…息のあったやりとりが繰り広げられます。寿が組長になって「2、3年かな」。「みんなから助けられて、みんなのおかげで生きてるなって実感してますね。一人で生きていけない」。そして話題は、楽屋話、宴会話に。北翔は実は宴会命の人で、自分で企画して演出して。そんな話を、4人で楽しそうに交わす姿から、いまの宙組のいい空気が伝わってきます。
視聴者からの質問「初夢を観たことはありますか。どんな夢でしたか」への北翔の答え。これがおもしろかった! ヘンな初夢について、のんびりした口調で説明するのですが、これがなんとも面白い。独特のユーモアセンスがありますね。北翔の得意料理(楽屋に手料理を持ってくる!)、凪七が会いたい歴史上の人物、七海のあだ名の由来など、弾んだ会話はぜひ放送で。今回のゲストは、4人のうち3人がB型で、3人の名前に「海」が入っているんですって。
続いて「何が当たるか!! やっぱりルーレット!!」のコーナーに。まず北翔が「I LOVE VO5」で「早変わりにはもってこいのスーパーハード」と答え、茶色のVO5 for MENヘアスプレイ スーパーハードをゲット。寿の「私、見ちゃった」、凪七の「スカステ裏話」、七海の「私、見ちゃった」と続き、様々な話題が飛び出します。でも、なかなか罰ゲームが出ない! そこで北翔が強引に当てて、凪七と七海が一発芸を披露します。凪七のはじけっぷり、七海の意外な迫力が見ものです。凪七「かいちゃん、髪がなびかない!」、七海「VO5を使っているから!」…七海が一芸を披露している最中の、同期同士のほほえましいやりとりも見逃せません。そして「あれやって」という熱烈なリクエストに応えた北翔の、この間思いついたというネタ…抜群の歌唱力あればこその芸でした。必見です。
ここで寿が退場して、歌のコーナー、抽選会(今回のJURI賞は?)と続き、最後の挨拶に。七海が「家でテレビをみているような笑い方をして、申し訳ありませんでした(笑)。とってもとっても楽しかったです」、凪七「あっという間に時間が過ぎて、すごく楽しかった。いいお正月の思い出です」。最後は北翔で「樹里さんとのトークショーは今回で3回目で、前回は最下級生でYESかNOかしかしゃべった記憶がなくて、今回はどこまで根ほり葉ほり自分のなかを出せたか。あっという間の楽しい時間で、腹直筋がつって…」。腹直筋とは胃からお腹にかけての部分で「笑うといちばんつるところ」。「腹直筋が痛くなるまで初笑いをさせていただきました。今日はありがとうございました」と締め、大笑いして番組は終わりました。収録後の楽屋トークも楽しかったですよ。
穏やかでユニークな北翔、さわやかイメージを裏切る一発芸を見せた凪七、チャーミングな七海、暖かい寿…元気で明るい、宙組のいい雰囲気が伝わってくる、楽しいトークでした。