番組審議会

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「TAKARAZUKA SKY STAGE」第25回放送番組審議会

実施日時 2025年10月8日(水) 10時30分〜11時45分
出席者 委員長 渡辺 裕
副委員長 久保井 聡明
委員 (五十音順) 出野 徹之、川勝 平太、小清水 漸、畑 律江、榛名 由梨

[議事内容]


第一部 事業の状況、番組編成についての報告

第二部 番組審議

■オリジナル番組「THE STORY〜男役10年、その先へ〜#10「極美慎」」について


(委員の皆様からのご意見)

  • 良い番組だと思った。ただ、ファンにとっては出演者のもっと多様な面を掘り下げて見せてほしかったかもしれない。
  • 宝塚歌劇団と他劇団との大きな違いは男役の存在であり、それが宝塚の特徴だと思う。男役10年というタイトルがついているのであるから、もう少し男役として辿ってきた道筋、成長の過程に焦点をあて、深く追うような形の番組であっても良いのではないかと感じた。
  • 極美慎は魅力のあるスターだと感じた。彼女は小さな頃から極真空手に打ち込んでいたと知り、そういった経験が今の彼女の体力面、精神面を作っている基礎になっているのだろうかと興味を持った。
  • 役作りに取り組むにあたり、脚本、楽譜の他にも参考資料を幅広く読むなど、事前に多くの準備をしていることが分かり、改めて感心した。
  • 男役について、彼女ならではとも言える印象的な言葉を使って語っていたところに感じ入った。
  • 映像のほとんどが室内での収録であったが、もう少し外の映像を挟み込んでもよかったのではないか。
  • 自身の本質的な部分は変わらないが、娘役を経験して気づいたことや、演出家から受けた指導などを吸収する中で、表現者として成長してきた。その過程に10年を要することがよくわかる良い番組だと思った。
  • 宝塚歌劇の男役という存在は外部の方から見ると、「独特な世界」として捉えられがちではあるが、この番組を見ることで男役がもつ多様な面を知ることができた。このシリーズ番組では、各回の出演者それぞれの男役への向き合い方を紹介してきたと思うが、番組を通して宝塚歌劇が独自の世界に留まらず、演劇界の中で新しい表現の世界を拓いていることを、宝塚ファンだけではなく、演劇ファンにも理解していただけると思うので、もっと外の世界に向けてアピールしてほしいと感じた。