とある星を舞台に、白夜城の王と妖精の国の姫が、失われた光「心」を取り戻す様を描いた、ファンタジック・メルヘン。星組主演男役・紫苑ゆうの大劇場お披露目公演。'92年星組・宝塚大劇場。作・演出は谷正純。紫苑、白城あやか、麻路さき 他。長い冬に支配された星。この星の白夜城には、「伝説の王がこの星に光をもたらし、七つの光が一つになる時、沈まぬ太陽を得るであろう」という伝説が語り継がれていた。妖精の国のフレイヤ姫（白城）をはじめ人々の王を求める祈りの中、伝説の王オーディン（紫苑）が甦る。王は、霧の国の女王シルビア（洲悠花）にオレンジの光「素直な心」を、霧の国の戦士ガイ（麻路）には赤色の光「捧げる心」など、伝説の光「心」を人々に贈る。その時、冬が反撃に出る。白夜城は再び白く冷たい冬の支配下に凍りつき、光「心」を失った人々は、悪の道を彷徨い始め、まだ光「心」を授かっていない人々は城の中に閉じ込められてしまう。オーディンはフレイヤ姫とともに、人々に光「心」を取り戻すために旅立つ。

主な出演者紫苑ゆう、白城あやか、麻路さき 他