美しい音を奏でる楽器にスポットを当て、イメージを膨らませたエネルギッシュなレビュー。'03年雪組・全国ツアー・千秋楽。作・演出は藤井大介。朝海ひかる、舞風りら 他。音を司る6人の音神、サックス、ギター、トランペット、ベース、ピアノ、ドラムが登場し、ニューコンダクター（朝海）がショーの開幕を告げると、主題歌に乗って激しく踊り継いで行く第1章「オーケストラ・フルバンド（オーバーチュア）」。第2章「ピアノ（愛のコンチェルト）」、若き天才音楽家（音月桂）がコンテッサ（白羽ゆり）と優雅に踊り、鍵盤のダンサーたちが登場してロック調に。第3章「ベース（哀愁のブルース）」、ジゴロ（朝海）が男の生き様をブルースに乗せて歌う。第4章「ギター（狂乱のサパテアート）」、一人の女（舞風）が激しくサパテアートを踏むと、次々とスターが現れ、スパニッシュの名曲を歌い継ぐ華やかな中詰めに。その後、「ドラム（情熱のセッション）」、「サックス（誘惑のメロディー）」、「トランペット（夢のジャズ）」などが続き、ゴスペル調のコーラス、デュエットダンスでフィナーレとなる。

主な出演者朝海ひかる、舞風りら　他