作家、演出家、音楽家、振付家、衣装デザイナー、照明家など、舞台創りのスタッフたちをテーマにしたレヴュー。花組新主演コンビ・春野寿美礼、ふづき美世の大劇場お披露目公演。'03年花組・東京宝塚劇場・千秋楽。原案は小林公平。作・演出は草野旦。轟悠、春野、ふづき 他。自由と芸術を愛するボヘミアンたち（立ともみ、汝鳥伶、未沙のえる、夏美よう）を紹介役に、レヴュー創りの過程が語られる。衣装デザイナーのクレアトール（瀬奈じゅん）のおかしな苦悶、売れない脚本家オトゥール（春野）が夢みる令嬢との恋、「白鳥の湖」をモチーフにした王子（春野）と姫（ふづき）と黒鳥（瀬奈）の三角関係、そして音楽家（彩吹真央）と振付家（蘭寿とむ）の争いに照明家（瀬奈）が加わるコミカルなシーンとつづき、ルネ（春野）の「スター誕生」の場面に。そしてオーナーであるジドラー（轟）が登場し、レヴューに生涯をかけてきた半生を歌い、彼がイメージするレヴューの世界が華やかに展開される。

主な出演者轟悠／春野寿美礼、ふづき美世　他