2023年8月27日、星組東京宝塚劇場公演をもって宝塚を卒業する、星組・音咲いつきのサヨナラ番組。音咲は2010年月組『THE SCARLET PIMPERNEL』で初舞台を踏み、星組に配属になりました。2011年の『オーシャンズ11』新人公演のターク・モロイ役や、2013年『ロミオとジュリエット』新人公演のパリス役などの重要な役どころで、その美しい歌声と溌剌とした演技力を発揮し、2015年に開催された「第6回 マグノリアコンサート・ドゥ・タカラヅカ」では、主要キャストとして出演。歌唱力に更なる磨きをかけていきます。そして自身も好きな役として挙げている2017年のドラマシティ公演『阿弖流為−ATERUI−』諸絞役では、その迫真の演技に会場中が涙を誘われました。この印象深い骨太の男役を最後に、娘役へと転向した音咲は、音域の広さに加え、男役で培った豊かな表現力を持つ歌声を武器に、転向後も2018年の『Killer Rouge』でのエトワールや、2021年の舞浜アンフィシアター公演『VERDAD!!』など、星組の戦力として幅広く活躍を続けました。そんな音咲の、宝塚での軌跡をインタビューと舞台映像でお届けします。

主な出演者音咲いつき