時代や流行の先端を行く洒落者達が集う“Empire（帝国）”を舞台に、時にクールに、時に熱いビートのうねりで人々を魅了する数々の場面で構成するスタイリッシュなショー作品。作・演出は稲葉太地。'22年花組・東京宝塚劇場・千秋楽。柚香光、星風まどか、水美舞斗　他。大都会に現れた帝国の門が開かれると、舞台奥の高みからこの帝国のエンペラー（柚香）が登場。レザーの衣装を着た男女が歌い踊るエネルギッシュなオープニングへと展開。前半の「Labyrinth」、暗い闇の中で愛を求め合う男女たちの中には幾人もの女に囲まれるエンペラーの姿が…。そこへ一人の男が現れ、女たちを巡って対立する――。中詰め「Beautiful Night」では、ゴージャスな序曲に乗り、二人の紳士にエスコートされた美女が夢の世界へと誘う。すると忽ち美女は紳士へと変身し、「今宵は美しい夜、スウィングのリズムに溺れよう」と歌い出す。噴水の宮殿では燕尾服とドレスに身を包んだ紳士と淑女がスウィングのリズムに酔いしれている。その中央でリズムを生み出していたのは…エンペラー。フィナーレでは、摩天楼を模した大階段からスーツにロングコートで登場するエンペラーと大勢の男女でクールに踊る群舞が繰り広げられる。そして、デュエットダンス、パレードへと続く。

主な出演者柚香光、星風まどか、水美舞斗　他