古典落語の身投げ噺「身投げ屋」、「星野屋」、「文七元結」、「おせつ徳三郎」、「辰巳の辻占」を中心にした人情喜劇。'03年月組・東京特別・千秋楽。作・演出は谷正純。月船さらら、城咲あい 他。吉原にほど近い浅草・吾妻橋。50両の借金を抱え、身投げするしかないと大店の若旦那・徳三郎（月船）が、なじみの遊女・十六夜（城咲）とやってくる。ところが吾妻橋は身投げの名所。次から次へと身投げ志願者がやってきて、みんな50両の金に縛られている。二人は身投げを助けたり、助けられたり。そうこうしているうち、徳三郎は身投げ屋なる新商売を思いつく…。近江屋主人・卯兵衛（光樹すばる）、遊女・喜瀬川（美原志帆）、遊女屋内儀・お喜世（美々杏里）、左官・長兵衛（嘉月絵理）、その女房・おさき（瀧川末子）、娘のお久（美鳳あや）、身投げ屋お染（花瀬みずか）、浪人・ト斎（越乃リュウ）、藩士・左太夫（楠恵華）らが奇妙に入り乱れて人情味たっぷりの喜劇を展開する。

主な出演者月船さらら、城咲あい 他