「名作 ことばの泉〜第二章〜」第16回は1971年星組公演『いのちある限り』をお届けします。江戸末期、名家の次男坊である松嶋新次郎は屋敷での窮屈な暮らしより気楽な下屋敷の方が性に合っていると、家族から離れて暮らしていた。そんな時、隣の花畑で働く娘、お紋と知り合い、恋におちた。お紋とその祖父である藤七のささやかながら充実した生活に触れた事で、威張って家や格式を重んずる武家が嫌になった新次郎は武士を捨てる決心をする。それから一年経った頃、町人の暮らしにも慣れた新次郎のもとへ新次郎の父親である帯刀が訪ねてくる。父は新次郎に跡目を継がせたいと説得し、新次郎の決心は揺らぎ、藤七も帯刀の心を汲んで家へ帰る事をすすめ、お紋も身を引く決心をするが…。武士と町娘の純愛物語を花組・希波らいと、鏡星珠、七彩はづきがお届けします。

主な出演者希波らいと、鏡星珠、七彩はづき