文豪チャールズ・ディケンズの同名作品を原作に「自分の生命と愛する人の幸せを引きかえる究極の愛」をテーマにした愛と友情のドラマ。'85年に月組により大劇場作品として上演され、今回はバウ・バージョンとして再演し、個性溢れる人物の葛藤をよりじっくりと描く。'03年花組・東京特別・千秋楽。脚本・演出は太田哲則。瀬奈じゅん、桜乃彩音 他。ロンドンの弁護士カートン（瀬奈）はドーバーのホテルで、行方不明だった父と再会するためパリに行く途中のルーシー（桜乃）に出会い、そのひたむきな姿に心惹かれる。数年後、カートンは、スパイの嫌疑を受けたチャールズ（彩吹真央）の弁護を引き受け、ルーシーと再会。カートンの機転でチャールズは無罪となり、チャールズとルーシーは結婚する。フランス革命が勃発、フランス貴族出身のチャールズは帰国するが、革命裁判所に逮捕されてしまう。彼を追ってパリへ向かうルーシー。そして裁判前夜、カートンもパリに到着する。

主な出演者瀬奈じゅん、桜乃彩音　他