熱く激しく、美しく妖しく、「誘惑」をテーマに展開される、芳醇で華やかなレビュー作品。作・演出の岡田敬二が提唱するロマンチック・レビューシリーズの第15作目。'04年宙組・東京宝塚劇場・千秋楽。作・演出は岡田敬二。和央ようか、花總まり、初風緑（専科）、安蘭けい（星組） 他。エデンの森にセレモニーの歌手（安蘭）が妖しく登場。アダム（和央）とイブ（花總）を中心に、テーマ曲が歌い継がれてゆく。ラテンのリズム、フリオ（初風）が魅惑的な娘について歌うと、ペネロペ（大和悠河）が挑発するように踊り始める。ヴェトナムの朝、グェン（和央）が現れ、この故郷での15年前の出来事を懐かしく回想する。若き日のグェンは、かつての恋人ティーリン（花總）の結婚の宴の最中、彼女の手を取って逃げるが…。熱愛のボレロの歌手（和央）のドラマチックな歌から、踊る女Ｓ（花總）も登場して、5組のカップルによる「熱愛のボレロ」が情熱的に繰り広げられる…。

主な出演者和央ようか、花總まり／初風緑／安蘭けい　他