2025年4月の星組公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント！』で初舞台を踏んだ、第111期生を取り上げる番組。初日までを追ったドキュメントシーンとして、まず、初舞台生を初担当する三井聡によるラインダンスの振付風景、本格的なタップダンスへの挑戦が印象的です。次に、順調に進む口上の稽古風景、そして、アフターコロナ時期でひさしぶりに稽古場で行われたラインダンス披露日の様子があって、初舞台生と共に踊る礼とすべてをあたたかく見守る上級生たちの様子も、絶対に見逃せないシーンです。続けて、懸命に集中した舞台稽古と、それらを経てつつがなく迎えた4月19日初日本番の舞台まで、胸が熱くなり目が離せない…そんなシーンの連続です。もちろん、39名の個性が感じ取られる自己紹介も必見！さらには、111期生を迎えた星組組長・美稀千種と、退団を控えた星組トップスター・礼真琴のミニトーク、今回のラインダンス演出に深い宝塚愛をこめた作・演出の生田大和、タップダンスの指導にあたった三井聡のコメントも秀逸です。「111(ワン・ワン・ワン) オンリーワン！」を期のモットーにしながら、タカラジェンヌとして確実に歩み始めた111期生の朗らかで輝かしい姿―。礼真琴から託された大切なバトンを胸に、宝塚を受け継ぎミライを描いていくであろう111期生に、あたたかなエールと期待を寄せながら、30分じっくりとご覧ください。

主な出演者第111期生／生田大和（コメント）、三井聡（コメント）／美稀千種＆礼真琴（トーク）