「名作 ことばの泉〜第二章〜」第24回は1981年月組公演『天明ふぁんたじい』をお届けします。江戸は天明の頃、水船隼人は旗本の長男で、いずれは恋人である八重と世帯を持つ予定だったが、故あって八重を諦め、家督を弟の信二郎に継がせ、隼人は家を出る決心をする。その後隼人は絵描きにでもなろうかと町を歩いていた時に女スリの君香と出会う。宿無しの隼人は誘われるまま君香の家に行き、そのまま居候になる。君香には弟の十郎兵衛がいるが、隼人はそんな十郎兵衛と二人で絵描きになる為に歌麿の弟子になり、修行後二人で出版した「新版女護島浮気噺」が人気になり、一躍売れっ子となるが、幕政の改革で文化統制も厳しくなり、ついに版元蔦屋が匿名出版をしないといけないという非常事態が起こる…。戯作者として生きていく若者を描いた物語を花組の美空真瑠、初音夢、宇咲瞬がお届けします。

主な出演者美空真瑠、初音夢、宇咲瞬