110年に亘り培ってきた歴史と伝統を受け継ぐと共に、新しい時代、歴史への始まりを祝うレビュー作品。伝統的レビューへのオマージュから「月」をイメージした壮大な未来へのメッセージ、そして宝塚歌劇の永遠のテーマである「愛」と「夢」の楽曲で構成する場面等、永遠なる宝塚レビューへの想いを綴るレビュー・アニバーサリー。作・演出は中村一徳。'24年月組・全国ツアー。鳳月杏、天紫珠李／水美舞斗　他。「第1章 プロローグ（Grande TAKARAZUKA 110!）」月明かりの下、月の紳士Sの甘い歌声が響く。やがて黄金の光が舞台に満ち、月の紳士淑女たちが次々に登場する。美しく輝く月の光に照らされた、希望に溢れるプロローグ。「第2章 イタリアの月世」イタリアの夜。一人の紳士が恋の香りを撒き散らしながら歌う。紳士の歌によって舞台はイタリアの街となり、紳士・淑女が恋模様を歌い踊る。「第3章 アヴァンギャルド！」前衛的な雰囲気な中、男たちがリズミカルでジャジーな音楽で歌い踊る。女たちも加わり、アヴァンギャルドなダンスシーンへと発展する。「第4章 ルナ・ルージュ」スパニッシュなギター音楽で綴る、ルナ・ルージュの男女たちによる情熱的な中詰め。「第5章 タカラヅカ110！」110周年を祝う華やかなロケット。「第6章 天にきらめく月に舞う」心を一つにして明るい未来へ進む様子を踊る。「第7章 フィナーレ」「第8章 Grande TAKARAZUKA 110!（パレード）」で幕。

主な出演者鳳月杏、天紫珠李／水美舞斗　他