アジアの国々の民族色を加味し、エキゾチックでパワフルな音楽とダンスで構成したショー。作・演出の岡田敬二が提唱するロマンチック・レビューの新側面を打ち出した作品。'00年花組・宝塚大劇場。愛華みれ、大鳥れい、匠ひびき（専科）、伊織直加（専科）　他。沖縄ロック風の若々しい弾んだ三味線の前奏によるオープニング。美しく哀調を帯びたガムランの音ではじまるバリ幻想、ラーマ王（愛華）、シータ姫（大鳥）、シバ（伊織）が石の寺院に姿を現す。バリの歌う青年（春野寿美礼）の歌をはさみ、中国の振付家によるモダン・チャイニーズ幻想に…。イギリスの若い海軍士官（瀬奈じゅん）が憧れのバンコクに着いた喜びの歌から、タイのロイヤル・パーティーが、チュラロンコン<王様>（愛華）を囲んで繰り広げられる。北京の朝、一人の若者（匠）が現れ、アジアの若い力を歌い上げると、大勢の若者が加わり一大パワーとなる。「世界は日の出を待っている」にのせて愛華と大鳥のデュエット。「夜来香」のロケットからフィナーレへ。

主な出演者愛華みれ、大鳥れい／匠ひびき、伊織直加　他