宝塚の卒業生の現役時代と現在をインタビューと舞台映像で綴ったこの番組。今回は、元雪組トップスターの郷ちぐさが登場。1963年に初舞台を踏んだ郷さんは、翌年『笹四郎の恋』の金魚売りの役で一躍注目の的に。どんな役でも研究を惜しまず、常に男役を演じることで頭がいっぱいだったと言う。「常に、いつ死んでも悔いのないように・・・」がモットーで、どんな時でもそれを忘れず行動していたと語る。そして、「ファンの人を一人でも多く惹き付けたくて・・・」舞台の上からアピールすることを忘れなかった郷ちぐさは、大きな人気を得て、雪組のトップスターに。しかし、いつでも「注意をしやすい、怒られやすい人でいたかった」と話す。退団後は、幸せな結婚生活を選んだ郷だが、現役生には「男役がどれだけ気持ちのいいものであるのか、宝塚がどんなに素晴らしい場所であるか常に意識していてほしい」とメッセージを送る。

主な出演者郷ちぐさ