「モン・パリ」誕生60年を記念した’87年花組のレビュー。作・演出は横澤英雄。高汐巴、秋篠美帆、大浦みずき。高汐が「モン・パリ」の主題歌を歌い、秋篠、大浦、朝香じゅんらが登場。汽車のロケットを新振付で見せたあと、高汐、秋篠がモン・パリ誕生をコミカルに歌う。中詰めはラテン。巨大なパイナップルの装置から高汐が登場。秋篠、安寿ミラ、真矢みきらと華やかに歌い踊る中詰シーンに続いて、女性姿で高汐が登場し、愛の讃歌などピアフの名曲で一人の女の愛の遍歴をドラマチックに表現するシャンソン・レビュー・シーンが展開。そして、レビューの歴史の中で、欠かすことの出来ない宝塚独特の日舞バレエを松本悠里が格調高く舞い、大浦が歌舞の道を讃え歌う。続いて、高汐が黒燕尾で登場、男役を従えてタンゴを踊った後、フィナーレへと続く。高汐、秋篠の退団公演。

主な出演者高汐巴、秋篠美帆、大浦みずき　他