'97年に花組で上演され大好評を得たパワフルなダンシング・ショーを、香寿たつき率いる新生星組に向けて一新し、更にスケールアップした新作として上演された。'01年星組・東京宝塚劇場・千秋楽。作・演出は草野旦。香寿たつき、渚あき、（専科）初風緑、汐風幸、彩輝直 他。南アメリカの夜空に輝くサザンクロス（南十字星）。その下で営まれる様々な人間模様を、力溢れるダンス・ナンバーで綴る人間賛歌のファンタジー・ショー。極彩色をまとったカリオカの群集による強烈なカルナバルでショーの幕は開く。“アマゾン”の場面では、アマゾンに伝わるハスの花（ロータス）とカブト虫（ビートル）の伝説を、妖しい美しさで見せる。中詰は南半球で迎える真夏のクリスマス・カーニバルを、テンポよく楽しく見せ、さらに、ノニーノ（香寿）とファニータ（渚）の愛し合う恋人たちに訪れる悲劇を描いた“パタゴニア”の場面から、ショーは激しく熱く燃え上がりながらフィナーレへと続く。

主な出演者香寿たつき、渚あき／初風緑、汐風幸、彩輝直 他