79年に「宝塚レコード音楽祭」として始まり、'83年からは、当時のレコードのレーベル、「ＴＭＰ」をとって「ＴＭＰ音楽祭」と題して行われた、スターが集う、年に一度の祭典が、'95年からは「ＴＣＡスペシャル」と題して開催された。宝塚歌劇90周年の'04年は、全組のスターが一堂に会して、宝塚大劇場で開催された。第1部は、轟悠と春野寿美礼、彩輝直、朝海ひかる、湖月わたる、和央ようかの各組主演男役が歌う”宝塚我が心の故郷”、主題歌”100年むけていざ行こう”からスタート。各組と専科の「五組そろってプラスワン」、安蘭けい、瀬奈じゅん、貴城けい、水夏希、霧矢大夢、大和悠河の「歴史の時間」のあと、花組と月組の「ショーステージ」をはさみ、和央と花總まりの『虞美人』、湖月と檀れいの『霧深きエルベのほとり』、朝海、舞風りらの『星の牧場』、轟の『雨の凱旋門』と名作の世界が披露された。第2部は雪組、星組、宙組の「ショーステージ」、彩輝と映美くららの『心中・恋の大和路』、春野とふづき美世の『ベルサイユのばら』、轟が”夢の道”を歌う「100年への道」と展開する。主演娘役5人の”花園宝塚（たからじぇんぬ）”、初風緑と樹里咲穂の”ジュテーム”などで、フィナーレに。

主な出演者轟悠、春野寿美礼、彩輝直、朝海ひかる、湖月わたる、和央ようか　他