今回は月組組長の夏河ゆらにスポットをあてます。３歳からクラッシックバレエを習い、宝塚コドモアテネにも７年通っていたという夏河。コドモアテネでのまわりの友達がみんな宝塚音楽学校を受験していたため、「私も受験しなきゃ」と思って一度も宝塚歌劇を観たことがないのに入学したという。予科生の観劇日の時に初めて宝塚歌劇を観て、大地真央が衣装を変えて出てくる度に「あの人誰？」と聞いて同期に「うるさい」と怒られたというエピソードも。宝塚の舞台はリアルな部分はあるけれども、夢の世界があるということをいつも気をつけている。お客様とともに自分たちも夢を見る。そこが宝塚であり、そこが宝塚のよさだと思っていると話す。万華鏡のような、噛めば噛むほど味のある組にしたい。組長になってから「自分が」ではなく「月組が」、「自分ひとりが」ではなく「８０人が」と考えるようになったという。月組全体が向上していけたらと真摯に語ります。

主な出演者夏河ゆら