’71年初演時に絶賛を浴びたスケールの大きな時代物の名作の、’84年星組による再演。芸術祭優秀賞受賞。’84年。宝塚大劇場。脚本・演出は植田紳爾。演出、長谷川一夫・阿古健。峰さを理、湖条れいか、南風まい、山城はるか。10世紀半ばのころの朝鮮半島。高麗が支配していたが勢力が弱く、隣国女真国から頻繁に侵攻を受けていた。高麗は侵略を防ぐため鴨緑江一帯に軍備を配備、その武将の一人に朴秀民（峰）がいた。彼はそこで崔家の娘万姫（湖条）と愛しあう仲となり、父に結婚の許しをもらうために故郷へ旅立つ。しかしその直後女真軍が町を襲い、万姫は連れ去られる。万姫は女真の宮殿に囚われるが、武将チャムガ（山城）のもとで無事に保護されていた。いつしか万姫を愛するようになるチャムガ、それに嫉妬する王女ジェリメ（南風）、朴とチャムガの二人の愛に挟まれ苦悩する万姫。敵同士ながら互いを認めあう朴秀民とチャムガに、ついに決戦の時が来た…。

主な出演者峰さを理、湖条れいか、南風まい、山城はるか　他