宝塚歌劇の生徒たちが、日本全国の「美の世界」を追い求める旅番組。様々な街の風景、人との出逢いを通じ、新たな「美」を発見します。今回は宙組（放送当時）の七帆ひかるが旅の案内人。約1300年前に都があったとされる奈良市を訪れます。聖武天皇の命により造立された東大寺の盧舎那仏は、高さ15メートル、基壇の周囲70メートルの巨大な金銅仏で、多くの観光客がその姿を拝みに訪れます。その東大寺の周辺に広がる奈良公園には多くの鹿が生息しており、名物鹿せんべいを争うように食べる姿が観光客の心を和ませます。また昔ながらの美しい町並みが残る「ならまち」では、幸せを呼ぶとされる、庚申さんという神様を祀ったお守りである、身代わり猿に関する資料館を訪れます。また、普段はあまり目に留めることがないような名もなき野の花にスポットをあてて、その魅力を最大限に活かす生け花や写真撮影を体験します。（2005年5月初回放送）

主な出演者七帆ひかる