宝塚の卒業生の現役時代と現在をインタビューと舞台映像で綴ったこの番組。今回は、いぶし銀のような演技で舞台を締める美吉左久子が登場。宝塚にはお姉さまがファンで、自分は勉強嫌いだったことから入団を決意して入ったが、最初はあまりやる気がなかったとか。しかし、いろんな方から教えてもらううちに、芝居が大好きになり、脇役者として脚光を浴びるようになる。様々な役を演じてきたが、中でも、『虞美人』氾増、『ジャワの踊り子』ハジタムロン、『砂漠に消える』Ｇ、『シャングリラ』ゾルボン、などが印象に残っていると語る。どの役も大好きだが、特に悪役は演じていて、とても楽しかったという。また、『浅間の殿様』で芸術祭奨励賞を受賞した時の感激、『宝花集』の「峠の万才」の時の天津乙女との思い出なども話す。現在は、宝塚歌劇団で演技指導として、多くの現役生に接しているが、現在の生徒たちについての話も。

主な出演者美吉左久子