ウエーブをテーマにしたラテン調のショー。大地真央と黒木瞳の退団作品。’85年月組・宝塚大劇場。作・演出は横澤英雄。大地真央、黒木瞳、剣幸 他。極楽鳥の女（郷真由加、涼風真世）が扉を開くと、大階段に貴婦人（大地）が一人立ち、「ひとときの夢」を歌う。舞台はカラフルなラテンの世界、スターたちがショーをくり広げる豪華なクラブ、金色のバンブー・ジャングルと変わる。ジャングルではアニマル（剣）とアニマル・ボーイ（大地）が戦い、アニマル・ボーイが勝つ。そして、新しい王者を讃える踊りがくり広げられる。一転してパステル調の雨の夜。雨傘をさして踊る娘たち（江里美幸、仁科有理、春風ひとみ、こだま愛）のところに青年（大地）が現れ、不調を嘆くが、娘たちが励ます。歌う男（剣）が歌い、白い雲（黒木瞳ほか）と黒い雲（芹まちか）のダンスに。翼の青年（大地）がペガサスに乗って飛び、歌う男も黒いペガサスで飛び、やがて光が満ち、フィナーレとなる。

主な出演者大地真央、黒木瞳、剣幸　他