宝塚歌劇の生徒たちが日本全国の「美の世界」を追い求める旅番組。様々な街の風景、人との出逢いを通じ、新たな「美」を発見します。今回は花組（放送当時）の未涼亜希が、異国情緒と和の雰囲気が混ざりあう街、長崎を訪れます。まず南山手を歩いていると、まずは９つの洋館が点在する長崎一の観光スポット、グラバー園があります。そこにあるグラバー邸は、キリンビールの創始者、トーマス・グラバーが１８６３年に接客用サロンにと作られせた日本最古の木造洋館です。ちなみにグラバー邸の前庭は歌劇「蝶々夫人」の舞台にもなりました。そこからオランダ坂を歩いてたどり着いたのは唐人屋敷街。そこには儒学の創始者でもある孔子の遺品が祀ってある孔子廟などがあり、中国文化を垣間見ることができます。長崎のまるで異国のような文化に触れた後は「和」の文化に触れるために長崎刺繍の工房へ。長崎刺繍の唯一の伝承者とされる嘉勢照太さんの作る、繊細、かつ豪華な美しさに触れます。（2005年6月初回放送）

主な出演者未涼亜希