宝塚の卒業生の現役時代と現在をインタビューと舞台映像で綴ったこの番組。今回は、元星組トップ娘役の渚あきが登場。１９８８年『キス・ミー・ケイト』で初舞台を踏んだ渚は、研究科２年に宝塚バウホール公演『花のもとにて春』の静役で初ヒロイン。その２年後、新人公演で静御前役を得て、１つの役を違った形で演じられて、とても嬉しかったと話す。また、後に相手役となる香寿たつきさんと組んで演じたバウ公演『セ・ラムール』には、縁を感じると語る。その後、花組に組替え。この頃から、コミカルな役や大人の女性の役も演じるようになり、演技の幅を広げる。そして、星組の主演娘役に決まった時には「まさか」と思っていたので驚いたというが、全国ツアー中にそのニュースを聞いた客席のお客様から温かい拍手を頂いて、涙が出るほど嬉しかったと話す。上級生としては、「自分が頑張っている姿が下級生の見本になるのでは？」と考えていたので、常に一生懸命だったとか。「不器用」だったと語る渚あきならではの味わい深い話をお聞き下さい。

主な出演者渚あき