フランスの救世主ジャンヌ・ダルクと傭兵隊隊長ピエールとの恋を描いた作品の新人公演。原作は佐藤賢一。脚本・演出は石田昌也。新人公演担当は稲葉太地。’03年宙組・宝塚大劇場。出演は悠未ひろ、彩乃かなみ 他。15世紀、百年戦争下のフランスはイギリス軍の侵攻をうけ、民衆の生活は暴力と恐怖の中にあった。貴族の生まれだったが、戦場で父にはぐれて傭兵部隊で育てらたピエール（悠未／本役は和央ようか。以下同じ）は、副官トマ（七帆ひかる／伊織直加）らを率い、傭兵部隊“アンジュの一角獣”の隊長となっていた。荒くれた生活を送っていた彼は、ある日貴族の一行を襲い、不思議な娘ジャンヌ（彩乃／花總まり）に出会う。「私は神の心を伝える者」と言う娘に心惹かれたピエールは略奪を止め、彼女を放してやる。そして数か月後、オルレアンの戦場で二人は再会。世間知らずで純粋無垢なジャンヌと悪行三昧のピエールの間に、やがて愛が生まれるが…。

主な出演者悠未ひろ、彩乃かなみ 他