今回スポットをあてるのは花組・絵莉千晶。探検ごっこなどをして遊んだりと、活発な少女時代を送ったという絵莉。あるきっかけで音楽学校の文化祭を見ることになり、そこで母が感動、その後大浦みずきの『ベルサイユのばら』を見た彼女自身が感動し、宝塚を目指すことに。音楽学校時代は委員をやっており、個性的な同期をまとめるのが大変ながらも楽しかったそう。小さい頃から声楽をやっていたというだけあり、歌の人というイメージが強いが、2002年花組博多座『あかねさす紫の花』の鏡大王、2004年バウホール公演『NAKED　CITY』のビッグママなど、芝居も巧み。舞台にはどんなに仮面をかぶったとしてもその人自身が出てしまうため、普段から自分を磨く努力を怠らないという。控えめな人柄がにじみ出るように訥々と話す絵莉の夢は、エトワール。美しい歌声で花組の脇を支える絵莉千晶の、舞台に懸ける思いに迫ります。

主な出演者絵莉千晶