19世紀前半のパリ。復讐に燃える伯爵令嬢の恋を、貴族のサロンと下町の劇場街を舞台に描く。宝塚大劇場での新人公演。’03年宙組。作、柴田侑宏。演出は荻田浩一。新人公演担当は児玉明子。悠未ひろ、音乃いづみ 他。アルベール（悠未／本役は和央ようか。以下同じ）は、ヴィヴィアンヌ（音乃／花總まり）と8年ぶりに再会する。ヴィヴィアンヌは政変で父と兄を亡くし、母とイギリスに亡命していたが、母まで亡くした彼女はたった一人でパリに戻ってきていた。パリの裏世界に情報網を持つサバティエ（早霧せいな／大和悠河）から、父と兄を暗殺したのはランブルーズ侯爵（七帆ひかる／水夏希）であると聞かされたヴィヴィアンヌは復讐を誓う。アルベールは自分なりの方法で彼女を助けようと、友人オーギュスト（十輝いりす／初風緑）らと策略を練る。そして貴族たちを招いた席で「オセロー」を上演することに…。

主な出演者悠未ひろ、音乃いづみ　他