月組主演男役だった大地真央の、タカラヅカ最後のディナーショーとサヨナラショー。'85年。ディナーショーは、仁科有理、こだま愛、そして相手役で同時退団した黒木瞳が共演。白燕尾で登場し、まず“I　AM　WHAT　I　AM”を熱唱。50年代風の衣装で“ヘイ・ポーラ”をこだまと歌い、“スタンド・バイ・ミー”で客席を回る。『ディーン』から“君だけは”を仁科とデュエットし、“悲しみ苦しみ”を切々と聞かす。黒木と『情熱のバルセロナ』の一部を朗読し“この時この愛を”をデュエット。黒タキシードで『ジャンピング』のテーマ曲を軽快に歌い幕に。アンコールは“今、旅立ち”。サヨナラショーは“わたしは私”、“このひと時”と歌いつぎ、“初めての恋”では黒木とのデュエットダンスも披露。“VILLA　CAPRI”から“BYE　BYE”。白燕尾姿の退団挨拶のあと“LET　ME　TRY　AGAIN”を熱唱した。最後は花の道を組子たちのおみこしに担がれパレードする姿。

主な出演者大地真央