今回スポットをあてるのは月組の北嶋麻実。庭で遊んでいて、つい池にはまってしまうようなやんちゃな性格だったという幼少時代。高1のときに宝塚の舞台を見て感激し、入りたいと思うようになったとか。何も芸事を経験せずに音楽学校に入学したため、学校に入ってからはとにかく個人レッスンに励んだという。学年を重ねて月組育ちらしい個性を強く感じさせるようになった北嶋。下級生の頃に「欲しい物は？」と聞かれて「実力！！」と答えたというほど、舞台に対する思いは貪欲である。2006年中日公演『あかねさす紫の花』では酒が飲めないにも関わらず酔っ払う演技が必要だったため、繁華街まで出向いてまで研究したという。また、歌は譜面どおりに歌うのではなく「この歌で何を表現したいか」ということを、自分なりに考え工夫しているという。いつまでもフレッシュな気持ちで舞台に臨んでいたいと語る北嶋の、舞台に懸ける思いに迫ります。

主な出演者北嶋麻実