今回スポットを当てるのは星組の紫蘭ますみ。幼少時代はリーダー格で、近所の子供たちを引き連れて遊んでいたが、気がつくと歌を口ずさんでいるような女の子だった。1987年月組公演『ME AND MY GIRL』を見て受験を決意。元々宝塚受験には反対だった両親だが、一回目は失敗し、その失敗をバネに目標に向かって頑張っていたら両親も応援してくれ、二回目の受験では見事合格。星組から花組、花組から星組と二回の組替えがあり、1999年花組バウホール公演『ロミオとジュリエット'99』の薬屋、2002年星組公演『プラハの春』のヤロスラフ役での苦労話、同じく2002年星組公演『ガラスの風景』のジム役での役づくりのこだわり等を語る。演出家の先生から、「この生徒にこの役をやらせたい」と思わせるような役者になれれば幸せと語る紫蘭ますみからは、役に対しての熱い思い入れを強く感じる。そんな彼女にとっての宝塚とは。

主な出演者紫蘭ますみ