花組の主演男役だった真矢みき、宝塚最後の日、1998年10月5日、東京1000days劇場での千秋楽のドキュメント。千秋楽の日を、舞台裏も含め、楽屋入りから公演、サヨナラショー、退団挨拶と克明に追っている。ショー『スナイパー』が抜粋で流れ、サヨナラショーへ。大階段上からスタンバイ。同時退団する相手役千ほさちと「最後のキス」をドラマティックに披露したあとは、「宝塚メドレー」に。『グッバイ・ペパーミントナイト』から同名の曲、『ドニエプルの赤い罌粟』から“愛の言葉”、『硬派・坂本竜馬』から“風雲に生きる”、『ブラック・ジャック』から“かわらぬ思い”、『風と共に去りぬ』から“君はマグノリアの花の如く”、『エデンの東』から“哀しみの烙印”、『ハウ・トゥ・サクシード』から“I BELIEVE IN YOU”など思い出の曲を聴かせた。大階段上で黒燕尾の「すみれボレロ」を見せ、全員に見守られて『失われた楽園』の“神への誓い”で幕となった。退団挨拶は白ラメの燕尾服姿。

主な出演者真矢みき