番組詳細
炎にくちづけを−「イル・トロヴァトーレ」より−(’05年宙組・東京・千秋楽)
ヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」を元に、数奇な生まれの吟遊詩人が愛と復讐の渦のなか、悲劇的な結末に突き進んでいく。'05年宙組。東京宝塚劇場・千秋楽。脚本・演出は木村信司。和央ようか、花總まり、初風緑(専科) 他。15世紀のスペイン。20年前、先代の伯爵に火あぶりの刑に処されたジプシー女の娘アズナチューナ(一樹千尋)は、復讐のため伯爵の息子の内、まだ赤子だった弟を焼き殺した。そして成長した兄のルーナ伯爵(初風)をいまでも呪っているという話が語られていた。女官レオノーラ(花總)は吟遊詩人マンリーコ(和央)に恋をしていたが、ルーナ伯爵もまた彼女に想いを寄せていた。レオノーラに拒絶されたルーナ伯爵は、マンリーコを卑しいジプシーの生まれと断じ、殺そうとする。一命を取り留めたマンリーコは、何故祖母の敵を討たなかったと責める母親のアズナチューナに、真実を教えてくれと詰め寄る。そこへ、マンリーコが命を落としたと思い込んだレオノーラが修道院に入るとの報せが入る。マンリーコは幼馴染のパリア(大和悠河)達と共に、救出に向かう。
主な出演者和央ようか、花總まり/初風緑 他
放送日時 |
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憎しみより、許しを 投稿者:ゆめみ 母親を殺した伯爵が憎いのはわかる。でも、だからって、その幼い息子を殺そうとするなど、許されるはずがない。だって、子供には何の罪もないもの。そうでしょう?
これを観て、ふと「二都物語」を思い出しましたね。その作品にも、貴族に家族を殺された娘が出てきます。彼女はその貴族を恨み、それにより、ただ、その貴族の身内というだけで、何の罪もないチャールズ(シャルル)に死刑が言い渡される。こんなの、絶対おかしい。チャールズは何も悪いことなどしていないのに。多くの方がそう思われたんじゃないでしょうか。今回の作品で、アズナチューナがしようとしたこともそれと同じです。
最後に、炎の中で「許しを。全ての人に許しを」と言いながら死んでいったマンリーコ。このマンリーコの最期の叫びこそが大切なことのように思えます。人を恨んでも憎んでも何もよくはなりはしない。かえって自分が苦しくなるだけ。「許すことこそが大切」このマンリーコの叫びに、救われた気がします。投稿日時:2007年03月02日
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放映してくださりありがとうございます! 投稿者:waaiwai307 ハイビジョン、スカステ放送と何度観ても涙がでます。東京宝塚劇場の千秋楽を茶の間で見れるとは、夢のようです。宙組の皆さんの歌は素晴らしいですね、マンリーコの恋歌でのタカコさんの歌唱力!!感激です!それとジプシー女達の子供を生むよの歌に何度観ても、涙がでます。劇場内でも拍手があがっていました。
放映ほんとにありがとうございました。投稿日時:2007年02月27日
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これぞ「歌劇」 投稿者:栄勲の恋人 「鳳凰伝」「王家に捧ぐ歌」などのオペラが元になっている作品はもちろんのこと、オリジナル作の「スサノオ」にしても、「木村先生の作品って、歌が多いよねー」と思っていましたが、この「炎にくちづけを」はさらに歌が多いんじゃないでしょうか。全編、歌、歌、歌・・で、まさに「これぞ、歌劇」といったところでしょうか。こういう作品、大歓迎です。木村先生、これからも素敵な「歌劇」創ってくださいねー。
そういえば、これの次の宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」こちらは小池先生の演出ですが、これも歌が多かったですよね。
昨年の各組のエンカレッジコンサートで、「宙組が一番上手だな」と感じたんですけど、それも納得できますね。投稿日時:2007年02月27日
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