星組主演男役だった麻路さき最後のバウホール公演。'98年星組・宝塚バウホール。作・演出は小池修一郎。麻路、星奈優里 他。現代のモスクワ。ソ連時代に亡命に失敗したバレエダンサーのミハイル（麻路）は、今は教会を改造して作ったクラブのオーナーとなっていた。ある夜、店に元ダンスパートナーで恋人だったタチアーナ（星奈）が現れる。ミハイルは彼女と一緒にアメリカに亡命しようとしたが捕らえられ、彼女だけがアメリカに渡った。アメリカでタチアーナは、モスクワのアメリカ大使館の書記官をしていたレオナード（稔幸）と結婚。レオナードは今ではロシア貿易に従事していた。タチアーナは、イコン（ギリシャ正教の聖像画）を買い付けに来たまま行方不明のレオナードを探しているのだという。タチアーナに協力するうちに、ミハイルはイコンを巡る謎に巻き込まれていく。

主な出演者麻路さき、星奈優里 他