月組主演男役だった剣幸が'85年に開いたディナーショー。収録は東京・パレスホテル。共演は仁科有理、春風ひとみ。幕開きは白い衣装で「愛の宝石」、「瞳の中の宝石」、「愛!」と宝塚の名曲を3曲。羽根ストールをまとったドレス姿の仁科と春風が「センチメンタル・ジャーニー」を歌っていると剣が黒いドレスで参加。3人で粋に歌い上げる。「酒とバラの日々」、「ラストダンスは私に」、「ビッグ・スペンダー」と歌いつぐ。バンド演奏をはさみ、カジュアルルックとなり、3人で「ウェディング・ベル」をコミカルに。「ランナウェイ」を軽快に、「トゥ ファーラ ウェイ」をしっとりと。仁科と春風が「小さな恋のメロディ」を歌ったあと、剣は「ディス イズ マイ ライフ」をドラマティックに熱唱。オフコースの「さよなら」でいったん幕となった。アンコールは白いタキシードで「魅惑の宵」。バウホールで主演した『南太平洋』の名曲で締めくくった。

主な出演者剣幸　他