公演の中でキラリと光る役を演じる人にスポットをあてて、公演に懸ける想い、舞台人としての抱負・夢などをインタビュー。第47回は、花組の悠真倫。幼少の頃の悠真は歌が大好きで、ほめられ上手な明るい女の子。母親の宝塚好きも手伝い、軽い気持ちで音楽学校を受験。なんと、二次は落ちるも一次で受かり、合格の手ごたえを感じたと言う。1995年１月・音楽学校の卒業試験当日にあの阪神淡路大震災に見舞われ、初舞台が踏めるかどうかも危ぶまれた。この期の同期生の団結力が強いのは、この時期を乗り越えたからこそかもしれない。印象に残る作品は、1997年・花組バウホール公演『ブルー・スワン』イワン役、2002年・花組バウホール公演『月の燈影』大八木七兵衛役など。『月の燈影』は大好きな日本物の芝居の奥の深さを感じたと話します。舞台について明るく楽しく淡々と語る悠真の表情を見ていると、舞台人としての懐の広さが感じられ、本当に楽しんでお芝居をしているよう…。舞台上では見ることのできない、悠真倫の魅力をたっぷりとご覧ください。

主な出演者悠真倫