花組主演男役だった大浦みずきが、主演就任前の'86年に開いた東京初のディナーショー。パレスホテルでの収録。共演はひびき美都、梢真奈美、峰丘奈知。スタンダードを中心に、吉崎憲治の指揮で粋に歌っている。幕開きは”あなたはしっかり私のもの”（I've　Got　You　Under　My　Skin）。“ソング・フォー・ユー”“グラナダ”と英語の歌が続き、公文健作詞、寺田瀧雄作曲の”愛は生死をこえて”に。ディズニー・メロディの”いつか私の王子様が現われる”と”星に願いを”から、黒燕尾に着替えて「宝塚のフレッド・アステア」大浦らしくアステア・メドレーに。吉崎作曲の“フレッド・アステアのように”のあと、“ザッツ・エンターテインメント”“コンチネンタル”など、そしてひびきと踊りながらの“ディス・ハート・オブ・マイン”と、帽子をかぶっての“トップ・ハット”。“ナイト・アンド・デイ”で幕になり、アンコールは『心中　恋の大和路』の名曲“この世にただひとつ”。

主な出演者大浦みずき