2002年6月23日、東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた、花組主演男役・匠ひびきの宝塚歌劇団最後の1日を追う。病気療養の為東京公演のほとんどを休演した匠だが、千秋楽約1週間前に復帰し、千秋楽を迎えた。復帰決定の喜びを語るトーク、復帰初日の舞台挨拶と記者会見に続き、千秋楽当日の模様に。楽屋入りから、温かい拍手に迎えられ『Cocktail』の舞台に。相手役の大鳥れいとのデュエット、黒燕尾のフィナーレなど、出演シーンのすべてが流れる。サヨナラショーは、退団作品『琥珀色の雨にぬれて』から。大鳥との幻想的なダンスも再現された。同時退団者の『VIVA!』をはさみ、『白い朝』『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』と代表作の曲が続き、大鳥による『カナリア』のあとは『Asian　Sunrise』で組子とダンス。『チャンピオン!』で締めくくった。退団挨拶は紋付き袴。万雷の拍手のなか、感謝の気持で15年の宝塚生活に別れを告げた。

主な出演者匠ひびき