2003年3月23日、星組東京宝塚劇場公演の千秋楽を迎えた香寿たつきの、宝塚最後の一日を追う。楽屋入りの風景、最後の舞台『ガラスの風景』『バビロン』のダイジェストに続きサヨナラショーに。まずは『ベルサイユのばら』の“心の人オスカル”。“チェコ国歌〜モルダワ”と続き、“愛のプラハ”、“セ・ラムール”では、同じく退団する相手役、渚あきとデュエット。“この恋は雲の涯まで”、『ベルサイユのばら』“愛の面影”と思い出の曲を綴っていく。途中、渚の“愛ＡＭＯＲＥ”など同時退団者の場面も。“アムールそれは…”では銀橋を渡り、『凍てついた明日』“クライドのテーマ”はスーツにソフト帽で。安蘭けいの歌う“Blues　Requiem”で、渚ら同時退団者が客席に別れを告げる。白い衣装で“I　REMEMBER　YOU”を歌う香寿に、星組生が別れを告げ、『ガラスの風景』“もう一度”でラストステージの幕は下りる。退団挨拶は紋付き袴姿で。

主な出演者香寿たつき