今回スポットを当てるのは宙組・彩苑ゆき。幼少の頃は、男の子のように外に出て遊ぶのが大好きな女の子。歌劇を始めて見たのが小学校低学年、「こんなにキラキラした夢のような世界があるんだ！」と感動した。母親にせがんで観劇に良く連れて行ってもらい、すっかり歌劇にハマってしまった。思い出の作品では、1995年月組、天海祐希主演『ME AND MY GIRL』キッチンメイド役。かぼちゃのスープを運ぶ場面で、通行のタイミングで悩んでいた時に、天海祐希のある一言で下級生への思いやりや自分自身、役柄について見つめ直す事が出来た事に強く感動した。又、2000年宙組全国ツアー『うたかたの恋』皇太子妃・ステファニー役では、花總まりとの場面ではセリフでは無く、目線だけで表現する芝居の難しさを学んだ。その他にも、娘役として次々に多彩な役をこなし、舞台人としても益々磨きがかかる彩苑ゆきが「舞台に懸ける」繊細な想いを語る。

主な出演者彩苑ゆき