2007年は、花組にとっては大きな意味を持つ年となりました。2002年から花組の主演男役を務めてきた春野寿美礼の退団です。『明智小五郎の事件簿−黒蜥蜴』『TUXEDO JAZZ』、『源氏物語 あさきゆめみし』やディナーショー『etude』など、どれも春野の男役としての魅力が発揮されていました。一方、壮一帆初のディナーショー『SO!−Fantasic Radio Station−』や、来年の再演も決定している愛音羽麗主演の『舞姫』など活躍も目覚しく、今後の花組を支える担い手としての力強さを見せてくれました。そして、春野の退団公演『アデュー･マルセイユ』『ラブ･シンフォニー』。輝かしい軌跡の最後を飾るに相応しいラストショーは、多くの観客の涙を誘いました。花組ファンならずとも、今年のクロニクル花組編は必見です！

主な出演者ナレーション：きしめん