宮澤賢治の最高傑作「銀河鉄道の夜」を取り上げ、その純粋で繊細な世界に賢治自身のヒストリーを重ね合わせて舞台化した、ファンタジックなミュージカル作品。夢輝のあのバウホール初主演作となり、宮澤賢治と「銀河鉄道の夜」の主人公ジョバンニの二役を演じる。'01年星組・宝塚バウホール。監修・柴田侑宏、脚本・演出は藤井大介。夢輝、映美くらら 他。37歳という若さでこの世を去った賢治（夢輝）に想いを馳せる両親たち…。大正3年、中学を卒業し故郷花巻へ戻った賢治は、幼い頃から気が合う妹のトシ（映美）と再会を喜ぶが、家業の質屋を恥ずかしく思い、父と反りが合わずに家を飛び出す。賢治は東京へ出て、童話作家になりたいという夢を持っていた。賢治はトシに書きかけの童話「銀河鉄道の夜」を語って聞かせてやる。主人公の名はジョバンニ（夢輝）、そしてその親友カンパネルラ（椿火呂花）、彼らが夜空を旅する…。大正十年、東京で編集の仕事をしながら執筆に励む賢治に、トシ危篤の電報が届く…。

主な出演者夢輝のあ、映美くらら　他