バレエの名作をモチーフに、ショーの華であるダンスの魅力にスポットを当てたショー。'07年月組・東京宝塚劇場・千秋楽。作・演出は三木章雄。瀬奈じゅん、彩乃かなみ、霧矢大夢、大空祐飛 他。プロローグ、闇の中で一人の男（瀬奈）が踊り、歌う。やがて、彼の影（霧矢、大空）が増え、男達のエネルギーが頂点に達し、アップテンポなJAZZビートに乗って踊り出す…。「アイ･ワナ・ダンス」、ダンスキャプテン（桐生園加）のフレーズをすばやくキャッチして踊るダンサー達。勝ち残ったチャンプ（大空）のパフォーマンスが始まる。「タンゴ・ノワール〜ペトルーシュカより〜」、人形使い（嘉月絵理)の人形劇の前に子供達が集まる。ピエロのペトルーシュカ（霧矢）はコロンビーヌ（城咲あい）に恋するが、彼女はムーア人（遼河はるひ）に夢中…。「ラスト・ダンス」、ラストダンサー（瀬奈）が失った恋人（彩乃）の口ずさんでいたメロディーを歌う。全てを失った男の前に恋人が現れる…。「ダンス・ウィズ・ミー！」、1930年代の銀幕スター・フランク（瀬奈）と相手役のナンシー（彩乃）が歌い踊る…。「パープル・ヘイズ〜シェラザードより〜」、残酷な王シャフリヤール（瀬奈）の心が愛の不毛さを歌うと、純白の姫シェラザード（彩乃）の純真な心によって彼の気持ちを溶かしていく…。フィナーレは、ロケット、3組のデュエットダンスの後にパレードへ。

主な出演者瀬奈じゅん、彩乃かなみ、霧矢大夢、大空祐飛　他