星組男役スターだった紫苑ゆうが、主演就任前年の'91年、パレスホテルで開いたディナーショー。シャンソンを中心に出演作の曲も織り交ぜた優雅なひとときをお送りする。共演は美々杏里、安城ありさ、飛鳥井まり。幕開きはパリへの憧れを歌う“ルミエール・ド・パラディ”。“愛は君のよう”“じらさないで”“メ・マン”“シャンパーニュ”と歌いつぎ、“シェルブールの雨傘”をしっとりときかせる。共演者の“プレイ・トゥ・ラブ”をはさみ、宝塚の曲へ。『ベルサイユのばら』“白ばらのひと”、『カール・ハインリッヒの青春』“永久の愛 今ここに”、『蒼いくちづけ』“ノスフェラチュ”、『炎のボレロ』同名曲と代表作の曲を歌い上げ、下級生時代の思い出の曲、『西海に花散れど』の“愛の祈り”を清々しく。シャンソンに戻り、“黒い鷲”“トレアドール”“カプリ・セ・フィニ”“ラ・ボエーム”“そして今は”をドラマティックに表現。アンコールは“愛の旅立ち”。

主な出演者紫苑ゆう