第一次世界大戦後のパリを舞台にした大人の恋の機微を、華麗なダンスシーンを織り交ぜながら描く。'84年に高汐巴を中心とした花組で上演された作品の再演。本公演では、この公演で退団する主演男役・匠ひびきが休演の為に代役として、次期主演男役・春野寿美礼が青年貴族クロード役を演じた。そして、宝塚大劇場公演では春野寿美礼が演じたジゴロでダンスの名手ルイ役を瀬奈じゅんが、瀬奈じゅんが演じたミッシェル役を彩吹真央が、彩吹真央が演じたピエール役を蘭寿とむがそれぞれ代役として演じている。'02年花組・東京宝塚劇場・千秋楽。作・演出は柴田侑宏、演出は正塚晴彦。春野、大鳥れい 他。1920年代の爛熟のパリ。戦場から戻ってきたクロード・ドゥ・ベルナール公爵（春野）は、ファンテンブローの森で神秘的な美しい女性シャロン（大鳥）と出会い、たちまち恋に落ちる。彼女の取り巻きの一人ルイ（瀬奈）によると、シャロンはパリのマヌカンだという。ルイの職業はジゴロ。彼もまたシャロンに恋をしていて、クロードとルイの間には奇妙な友情が生まれる…。

主な出演者春野寿美礼、大鳥れい　他